- Blog記事一覧 -怒りを抑えられない方の施術 PMS、子宮内膜症ほか 整体臨床例(40代女性 尼崎市)
大阪市中央区の鍼灸整体院、
したらパーソナルケアです。
心と体をリセットする施術で、
根本となる原因の認識、
自然治癒力の働きを良くすることで
痛みや不調を根っこから解決します。
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整体の臨床例です。
兵庫県尼崎市からお越しの40代の女性。
看板をみてお電話をいただきました。
マッサージを受けてきたばかりだそうですが、
「真っすぐ歩けない」と急遽来院いただきました。
普段は配達がメインのドライバー。
一日平均60kmほど運転するそうです。
不調としては以下の訴えを話してくださいました。
・怒りが抑えられない
・PMS
・子宮内膜症
・頬の内側をよく噛む
・口内炎になりやすい
・歯を食いしばる
・逆流性食道炎
・鼻が詰まる
・ドライアイ
・首や腰の痛み
・まっすぐ歩けない
・めまい
・耳鳴り
など
背中を前に丸めがちで、運転中は背中を丸めながら、
右腕を伸ばす形でハンドルを握っているそうです。
マッサージを受けている先生からは
「運転中は背筋を伸ばして運転しないと体は良くなりませんよ」
と言われたそうです。
果たして本当にそうでしょうか??
当院ではまったく別の角度から検証していきます。
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姿勢に関して言えば、世間一般では
丸まった姿勢は「悪い姿勢」と捉えられます。
だから姿勢が悪い!と骨格矯正を行います。
ですが、結果として現れた姿勢に対して
結果を追う施術のスタイルでは
根本からの原因解決にはなりません。
「なぜ、この方の体は歪んでしまったのか?」
をきちんと噛み砕き、フォーカスする必要があります。
当院では、いわゆる「悪い姿勢」は
その姿勢にならざるを得ない、または
無意識的に悪い姿勢をすることで楽な状態をつくる、
言い変えれば、なにかをかばって
その姿勢になっているのではないか、
と考えて施術にあたります。
実際、骨盤の歪みや脚の長さの違うことで
歩きにくさを感じている方も来られますが、
体はなんとかしようと頑張って歪んでいるんですね(^-^)
このクライアントさまの場合は、PMSがひどく
月経前になると周囲の方への当たりが激しくなり、
職場関係で本当に困っている、と話してくださいました。
ストレスを溜めすぎていると、
筋肉のこわばりが生まれ骨格も歪みます。
さらには、自律神経のセンサーを介して
胃腸や肝臓にも負担がかかり、
内臓に負担が集中してしまいます。
これらは自覚症状があっても、
画像診断や血液検査では一切反応が出ませんので、
西洋医学の範疇では、異常ナシと片付けられてしまいます。。
食べすぎなど物理的な負担だけでなく、
精神的な負担も内臓機能の不調に繋がることを覚えておいて下さい。
この状態になると、背中や首を反らすことが困難になり、
逃避行動として、お腹を守るように無意識に背中を丸めてしまいます。
トイレに行きたい状態が続いている時って
誰でも背中を反らせませんよね?それと同じです。
トイレに行って用を済ませば、背中も反りやすくなります。
この場合の本当の原因は、姿勢が悪いのではなく【腹痛】なんですね。
お腹を守るために背中を丸くして負担を和らげているんです。
ですので、姿勢を意識すれば、骨格のバランスや
歪みが良くなるなど、そんなに単純ではないんてす。
「その姿勢、やれ!と言われても出来ませんよね?」と聞くと
「そーなんですよー(笑)」と初めて笑顔で返事をして頂きました。
クライアントさま、今は心身ともに余裕がない毎日で、
集中力を要する運転の仕事が憂鬱になってしまっているとのこと。
お仕事中は一人のため、とっさの場面になると車内で吠えてしまう、と隅々までお話しいただきました。
現状、精神的な負担により、胃腸に負担を受け続けているままでは
先に挙げたすべての症状が全て関連して現れてしまいます。
よって治療方針としては、
① 頭の方にエネルギーや血流を集まらせなくすること。
② 施術で心身をしっかりリセットし、心身の余裕を作り出す
ことをお伝えしました。
他にも
「PMSの状態だと、頬がむくみ、よく噛んでしまうと調べたのですが、、そうなんですか?」
と質問いただきました。
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答えは
「NO‼️」
です。
↑↑
頬がむくむ、分厚くなり噛んでしまう状態は、
胃腸や肝臓に集まるエネルギーが強くなりすぎているため
頭に血がのぼるように、上昇性のエネルギーによる
口腔内へのエネルギー集中が起こった結果です。
食べすぎなど、物理的な原因でも頬が肥厚します。
同じ原因で、口内炎、口腔炎、ヘルペス、
歯肉炎、口臭がキツくなる、親知らずが痛む、
蓄のう症、花粉症、鼻づまり、ドライアイが出易くなります。
クライアントさまは、PMSだから頬を噛みやすくなり、
その結果、化膿して口内炎が出来ると思ってました、と仰ってました。
その口内炎を抑えるためにステロイドを服薬し、
結果さらに胃腸にも負担をかける繰り返しをしていました。
当院では、
【 病は胃と肝臓からはじまる】
と考えています。
どちらも生きていく上でとにかく大切な器官であり、
心と体の負担をすべて受け止めるため、
意識していたわる必要があります。
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クライアントさま、これまでに鍼の施術も受けてきたが、
電気をつなぐ鍼で気分が悪くなってしまったそうで、
整体の施術を行うことにしました。
(注)
当院では嫌なことは一切押し付けません。
心地よく、快の部分を大切に施術を行っています。
※電気を使う鍼治療は”一切”行っておりません。
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【怒り】が今回の改善に向けたキーワードになりますが、
怒りを感じなくしよう、と意気込むと逆に苦しくなってしまいます。
そのため、
①「施術を受けている間は、いったん怒りや歪みは傍に置きましょう」
②「緩んでいく事にきちんとOKを出して、施術の心地よさを感じてみて下さい」
とアドバイスしました。
当院の整体は非常に繊細で、
術者と受け手の感覚を要する
言わば「セッション」「ワーク」の要素が強いです。
最初は慣れない動きや感覚がありますが、
慣れるほどに短時間で効果が出やすくなります。
ひと通り施術を終えると、呼吸が深くなり、
何より表情が優しくなっていました(^-^)
ゴリゴリとハードな施術はしていませんが、
歯の食いしばりによる口角の上がり方、
お顔の左右のバランスもかなり整いました。
「また次回でも鍼をお願いします」
別れ際にと言っていただきました。
歩き方を見ても何の支障も無さそうでした。
なんとなく素直な自分の気持ちに
気づいていただけたのかな?と思いました。
怒りを抑えようと必死になるより、
いったん傍に置いてから、その瞬間の
心地よさやいい感じに素直に従う方が
結果としてラクになり易くなりますよ(^-^)