- Blog記事一覧 -鍼灸臨床 – 正座をすると左足の指から足の甲にかけて痛む人の原因は?(大阪市西区 50代女性)

鍼灸臨床 – 正座をすると左足の指から足の甲にかけて痛む人の原因は?(大阪市西区 50代女性)

2017.12.16 | Category: したらパーソナルケア 鍼灸・整体の臨床,みぞおちの痛み,内臓治療,熱がこもる,肩こり・首こり,自律神経系の治療

大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の

鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。

↓↓

鍼灸治療の臨床例です。

大阪市西区からお越しの50代の女性。

主訴は、みぞおちの痛み。首の痛み、背中の張り。
既往歴に糖尿病があります。

数日前から正座をすると、左足の指から甲にかけて
ズキズキと、時に痺れるような痛みがあると来院されました。

左足の指は、ちょうど2.3趾のあたり。
指の名称では、人差し指と中指になります。

ちょうどこの辺りには胃のツボの経絡が流れており、
【陥谷】(かんこく)というツボにあたります。

当院の鍼灸治療でもトップ10に入るほどよく使うツボで
胃腸にこもったエネルギーの反応がつよく現れます。

お腹の反応では、みぞおちの辺りを押すと
硬く張った感じや痛みを確認できると思います。

この反応が何を現しているのかと言いますと、
ストレスや緊張、過食により、みぞおち〜横隔膜の辺りに
上昇性の熱エネルギーが集まってしまい、
胸から頭部にかけて、痛みやコリが出てしまいます。

これらの熱は体温計では確認できませんが、
体内で起こるエネルギー反応を温度に換算すると
なんと2,000℃くらいの熱量になるそうです(^^;

自律神経的には【交感神経優位】の状態。
すなわち【頭に血がのぼる】状態となり、
上へ上へとエネルギー(≒血流)が集まった結果、
腰や腹部、手足の冷えを伴います。

痛みやコリでは、首、肩、頭、背中、腰に出やすく、
それ以外では、不眠、便秘、動悸、目のかすみ、
首の左右振り向きの可動域制限、肋間神経痛、めまい,耳鳴り,
口臭がつよくなる、口が苦くなる、歯肉炎、
歯の痛み、
赤ら顔、歯の食いしばり、息が吸いにくい、
などの不調が併発します。

治療方針は至ってシンプルで、
上に集まりすぎたエネルギーを
下に降ろす、抹消に返すよう施術を行います。

先ほどの左足の陥谷もよく使います。
反応の出やすいツボのため、集まりすぎたエネルギーが
左足の指や甲にこもり、正座による物理的な負荷により、
痛みや痺れが出ていたように感じました。

施術の途中から「痛くなくなってきた!」と
体内の巡りが整う様子を体感して頂きました^_^

当院の鍼灸治療は、自律神経のバランス調整、
内臓機能の回復、体内の巡りの調整を三本柱としています。

胃腸は心身両方の負担が現れる場所になります。

忙しさに加え、暴飲暴食や寒気の影響が
さまざまな体の不調につながる季節です。

上手に体の訴えるサインを読み取りながら、
2017年の残りも健康にお過ごしいただければ幸いです(^-^)


月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒540-0010
大阪市中央区材木町3-14 ハイツ材木町102号室

開院日

火・水・金・土 (※祝日が重なる場合も開院)

駐車場

近隣のコインパーキングをご利用ください

アクセスのご案内

交通手段は地下鉄が便利です。

・堺筋本町駅3号出入口、松屋町駅1号出入口 より徒歩約8分
・谷町四丁目8号出入口、谷町六丁目5号出入口、長堀橋駅・北東エスカレーター より徒歩約15分

【タクシー料金の目安】
心斎橋駅、四ツ橋駅、西大橋駅、日本橋駅、森ノ宮駅、天満橋駅、南森町駅、大阪天満宮駅、北浜駅、玉造駅、上本町駅、谷町九丁目駅、阿波座駅、本町駅、淀屋橋駅からはワンメーター(+α)程度の料金です。

以下、Google Map上のリンクより、グーグル・サイトにいただいた感想もご覧いただけます。