- Blog記事一覧 -汗の大切な役割 その②【体内の放熱と冷却】
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
夏を健康に過ごすためには、なによりも汗をかくことが大切です。解毒の最たる部分を担う発汗。その役割をシリーズ化して書いています。
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汗の役割の2つ目。それは【体内の放熱と冷却】になります。
暑いから汗をかき易くなるわけですが、汗腺から汗が出ていくことで解毒の他に、体内の余熱を体の外に逃しています。風邪をひいた時、大量に汗が出たら熱は下がりますよね?汗をかくことで体にこもってしまった余分な熱を出しています。
余熱が抜けたことにより、体内は適度に冷却され、体温や体内環境を一定に保つことが可能になります。汗をしっかり出すことは解毒だけではなく、体内環境を一定に保つ上でも大切な仕事をしているんです。
夏は暑いです。過ごし易くするためにあらゆる場所でクーラーが入ります。
冷房により毛穴が閉まってしまうとどうなるでしょうか?逃げ場のない余熱が体内にこもってしまい、体内でオーバーヒートを起こしてしまいます。焚き火やコンロの火と同じく、熱エネルギーは体の上へ上へと昇ります。それにより首や肩のコリ・痛み、背中の張り、さらには目まい、耳鳴り、不眠、便秘、動悸など自律神経系の不調にまで影響します。同じ原因でクーラー熱中症も起こります。火にかけたやかんが熱の逃げ場を失い爆発するようなイメージです。
エアコンは夏を過ごす上で欠かせませんが、薬と同じく付き合い方が大切になります。もし冷房にあたって体調が優れなくなったら、散歩などで足を使い、汗を出すことを意識してみてください。
汗腺は自律神経のスイッチON役である、交感神経が優位になることで働きが活性化します。ですので、適度に運動を行いながら汗をかくことは、汗の出方も良くなり、デトックスの効率がアップするなど一石何鳥にもなります。
ただ、汗と自律神経の密接な関係があるということは、自律神経の不調も汗の病気にもつながります。次回はその辺りも踏まえて書いていきます。