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股関節痛 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケアの記事一覧
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の
鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
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鍼灸治療と整体の臨床例です。
大阪市中央区からお越しの70代の女性。
主訴は【股関節痛】
画像診断でも股関節の障害が確認されており、
担当の整形外科医も完治は期待せず、現状維持で、とアドバイスをしているそう。
週に一度のペースでお越しいただいており、
来院のたびに少しずつ痛みが取れており、笑顔も増えてきました。
左の腰から股関節にかけての痛みが特に強く、
痛みが出る直前には、冷たいものが流れてくる感じがするとのこと。
腹部の触診では、みぞおちが硬く押さえると痛みがありました。
交感神経優位により、胸から頭にかけて血流が集まり、
腹部、腰回り、手足の冷えを生み出した結果、
慢性的な痛みに繋がっていることは比較的容易に検討がつきました。
では、なぜ交感神経を奮い立たせてでも、
気を張る状態があるのか?
その点だけがずっと気になっていました。
いつものように鍼灸〜整体の施術を行っているときの事でした。
「あ、そうそう!ここ最近、今までにない胸がバクバクする感じがあって心配で、、心筋梗塞とかじゃないよね??不安で、、」
と、ふと出たお悩みを打ち明けてくれました。
胸痛もとくには無いとのことで心筋梗塞ではないと仮定し、
季節の急な変化、寒暖差の影響、春という季節の体内の変化など、
自然の法則もふくめ、あらゆる角度から症状の説明をさせて頂きました。
「ここ数日、寒暖差もキツかったですが、
とくに私生活で無理をしていませんでしたか?」
という問いかけに、ふと気を張り続けていた本当の答えがこぼれました。
「実は10年前から子供が施設に入って、毎日お世話に行ってるんです。親だから当たり前だと思ってね」
その優しさ、使命感に心を打たれました。。
優しさ故、親だから当たり前、と考える故の
腰から股関節の痛みであることは瞬時にわかりました。
すべての原因と思いがちな目に見える結果は、原因のほんの一部に過ぎません。
日常的すぎて意識することすらない、無意識下のなかにこそ本当の答えが潜んでいます。
痛みはツライですが決して悪者ではないんです。
いつも誰よりも自分自身の味方であるがゆえに、
「無理しないで」「自分にも優しくして」と
お知らせとして、時に強制的に動けないようにするために現れます。
「たとえ親でも、10年間毎日お世話しているのは当たり前じゃないんです」
「それだけのことが出来ていることをきちんと労って認めてあげてくださいね」
と僭越ながら、アドバイスを伝えさせていただきました。
その後、整体の施術を行っていたのですが、
クライアントさまが突然
「この痛みが無くなる気がしてきた!」
と前向きな一言をおっしゃいました。
私自身も嬉しさと驚きが入り混じり、
「それは治ったも同然ですよ!」
と自信をもってお伝えさせていただきました。
人の体にあらわれる痛みや不調は、
良かれ悪かれ、その人が生きてきた結果として現れています。
そのため根本的な治癒に必要なことは
自ら気づく、意識や行動を変えることになります。
ただ、頭で意識してできることでもなく、
心と体がからっぽな状態になっている時、
突然湧き上がるように体からのサインとして
現れることのほうが臨床経験上、圧倒的に多いのです。
そのためのきっかけ役、感情を押さえつけている
ブロックの開放役として施術が必要になってきます。
施術が終わると今までに見た以上の笑顔で、
嬉しさのあまり軽はずみをされていました。
こちらも大変嬉しく、非常に心地よい空間に
いさせていただいたことに感謝しています。
その人らしさを取り戻す、ホンネに気づくことが出来れば、
痛みは出続ける必要がなくなり、根本的な解決となります。
便宜上、治療行為を行っておりますが、
その本質的な部分は、その人らしく生きるための”お手伝い”にすぎません。
カラダが伝える痛みや不調からホンネを読み解き、
その人らしく人生が好転するサポートができれば嬉しく思います。