- Blog記事一覧 -局所を追いかける施術はやめませんか?
大阪市中央区のホームドクター。
堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の
鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
体に現れた反応から解決するためのヒントを受け取り
局所と全体の関わりを見たうえで、適切な施術を行います。
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鍼灸、整体の施術の臨床例です。
大阪府西淀川区からお越しの40代の女性。
お仕事はデスクワークでパソコン作業がメイン。
腰がツライと来院いただきました。
以前に1年のうちに4.5回ぎっくり腰をした経験があるそうで、
改善できればと近所の鍼灸整骨院で鍼治療を受けたそうです。
そこで施術を受けたあと、喫茶店で休憩して立ち上がろうとしたところ
腰に力が入らなくなり、動けなくなってしまった経験をされたそうです。。
そこから鍼が怖くなってしまい、
今日まで受けてこなかったということ。
体に現れる症状は、誤解を恐れず申しますと、
その方が生きてきた結果が現れています。
年にぎっくり腰を4.5回もするのも
その方にそれなりの原因があります。
最終的な解決には自然治癒しかありませんし、
ご自身の判断で工夫してもらう点は多々あるのですが、
まずは良くなるきっかけが欲しくて誰しも来られています。
症状が慢性化していると施術後の好転反応として、
軽い発熱や頭痛、ダルさが出ることがあります。
ただ、病の位置に関する理論に基づいており、
その反応がでたら、◯日後には全快しますよ、
と的確にアドバイスできるほど理由があります。
立てなくなった時は、腰ばかりに鍼を受けたそうです。
ひたすら硬さを取り除こうと、術者の主観による施術でしょう。
局所をグイグイ押すのも治癒を目的とするなら御法度です。
腰痛も肩こりもすべて「結果」としての反応です。
理由があり、その場所に反応として現れています。
左右にあるツボでも右と左では効果が違います。
良くなるためには局所の反応ばかりを追うのではなく、
きちんとその方だけの原因を考えたうえで、的確な施術を行う必要があります。
施術者が腰痛を治すのではありません。
医者のオペも処置です。治癒ではありません。
治るためのきっかけ作りであり、
それ以上でも以下でもありません。
自然治癒は治る状態になれば勝手におこります。
治癒力がしっかり働き、その人の力で治るよう
治るスイッチを入れるサポートができるよう
日々、学びを深めています。
この仕事をしているとよく聞かれます。
「鍼灸って効くんですか?」
それに対する回答は
「きちんと行えば効く」
となります。
習いごとでも同じです。
何を習うかよりも、
「誰から」習うか
が大切ですよね?
実は痛みや腫れを局所に投射しながらも
体が頑張っている状態もあります。
局所ばかりの施術は組織を損傷したり、
時にバイタルを低下させる恐れもあり危険です。
全体感を把握できる根拠のある
局所の施術は素晴らしいと思います。
(かなりの技術を要しますが)
お見えになられたクライアントさま、
施術の途中からお腹がキュルキュルと動き出し、
体もラクに、スイッチもきちんとOFFになり、
表情もかなり穏やかになられていました^_^
鍼灸治療を受けるときはきちんと情報を集めたうえで
まずは鍼灸をメインで行っている治療院で受けることを薦めます。
ピンと来るかこないか。チョイスする感度を高めることも重要です。
その入り口が当院であれば、大変ありがたく思います。
本質をお伝えしてラクになる結果を約束いたします^_^