- Blog記事一覧 -環境の変化と膝の痛みの関係
大阪市中央区のホームドクター。
堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の
鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
整形外科でヒアルロン酸注射や水抜きを行っても
解決しない膝の痛みは当院にご相談ください。
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鍼灸治療の臨床例です。
大阪府熊取町からお越しの50代の女性。
お仕事は会社の総務をされています。
はじめて当院にお越しいただいた時の主訴は
”夜間に足がつって目がさめる”という内容でした。
毎晩のように足がツルので、
ギリギリまで眠くなるのを待ってから
布団に入る、という大変な状態でした。
お話を伺ったところ、会社のことで
ストレスを過剰にかかえる状況にありました。
東洋医学では、怒りや緊張は「肝」に影響します。
厳密には異なりますが、≒肝臓として話をします。
肝に負担が大きくかかると、転筋がおこります。
「こむら返り」「足がつる」が出やすくなります。
肝臓が疲弊すると肝臓で作られる
水の再吸収に関わる血漿タンパク、
アルブミンの働きが悪くなり、足がむくんだり、
つりやすくなるのでは?個人的には考えています。
肝臓につながる門脈の吸収形態の改善を意識した
体内の水の巡りを整えるよう鍼灸治療を行いました。
2回ほど施術をおこなうと、以前に比べて
劇的に症状が消えた、と嬉しい報告をいただきました。
今でも無理をした時は足がつりますが、
以前に比べると症状の現れ方に
雲泥の差がある、との事でした。
久々に足のつり、肩のこり、そして膝の痛みが
出ていてシンドイとお越しいただきました。
聞けば最近お勤め先の状況がガラリと変わったそうで、
人事に異動があり、ほぼ変更になったそうです。
環境が変わるだけで人間の体は
緊張してしまい、不具合が生じます。
例を挙げるなから、本来は楽しい旅行のハズなのに、
旅先に行くだけで便秘になる人は少なくありません。
いつもの生活をしている環境と異なるため、
交感神経が優位なり、無意識に緊張してしまいます。
膝は内側の少し上よりに痛みが出るとのことでした。
ストレスを溜め込んだり、緊張状態が続くと
太ももの外側→外側広筋、長脛靭帯のあたり
(足の少陽胆経の部分、気をつけの姿勢で出が触れる場所)
が緊張状態となりカチカチに張ってしまいます。
足の筋肉は外側に比べると内側が弱いケースが多く、
硬く張った外側の筋肉に引っ張られた結果、
膝の内側に痛みが生じます。
同時に、太ももの前面や内側には
胃腸のツボの経絡(通り道)があり、
ダイレクトに胃腸の負担が現れます。
加えて砂糖など糖質の過剰摂取をしていると
関節の緩みによる痛みも出やすくなります。
クライアントさまに尋ねてみると
暴飲暴食と甘いものは沢山食べていたそう(^^;
環境が変わりストレスが強くかかると
脳が発散を要するために過食に走る傾向があります。
状況が大変でしたので、お気持ちは大変わかります。
内臓機能と自律神経を整える施術を行いました。
施術が終わると笑顔になり、ラクになったと感想をいただきました。
今後の予防策として今回の事例を参考にしていただき、
ご自身でも体調管理の工夫が行えるよう
指標にしてらいただければ幸いです^_^