- Blog記事一覧 -鍼灸臨床【肩のボキボキ音が無くなった】(大阪市港区 40代 男性)
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
鍼灸治療の臨床例です。
大阪市港区からお越しの40代の男性。仕事はデスクワーク。
肩こりと右側の背中の詰まり感が気になり来院いただきました。
肩こりは20年ほど感じており、整形外科でのレントゲンでは特に異常は見られないそう。しんどくなると湿布や市販の塗り薬を使って、一瞬ラクに感じる→またしんどくなるを繰り返す毎日を送っています。
それでもしんどい時はマッサージを受けるそうですが、やはり効果が持続しない、他の治療法がわからない、とお話しいただきました。
根本となる原因から整える必要性をお話しして、鍼灸治療を提案しました。
何十年と感じている肩こりですが、当院では患部に直接的な原因はないと考え、あくまで反応だけを診ています。
クライアントさまの印象は、真面目で一生懸命。お腹の診察ではみぞおちとおへその少し上に強い緊張がありました。
常に交感神経優位のスイッチON状態で、胸から頭にかけてエネルギーが集まりすぎている反応がありました。仕事を頑張れることは大変素晴らしいのですが、体は休息を欲していました。
車でも乗らない時はエンジンを切るのと同じで、人間の体にもスイッチを切ることは大切です。頑張りすぎている時はリセットボタンがわからなくなる事があります。そのため休息の仕方を思い出してもらうように自律神経の調整を行います。
施術の途中から「すごく効いている気がする」とクライアントさま。聞けばウォーキングは欠かさないそうで、日々の運動の効果も施術の効き具合に良い影響を与えていました。すべての施術が終わるとラクになったことは尋ねずとも一目瞭然でした。
そして「肩を回したときにボキボキ鳴らない!」と驚いた様子で感想をいただきました。聞けば何十年と肩を回すとボキボキと音が鳴っていたそうです。
理由は様々ですが、当院では関節のボキボキ音は、自転車のチェーンのカラカラ音のような油切れの状態と見ています。本来関節を潤すはずの血流が、自律神経由来の心身のアンバランスにより他の部分に集まりすぎるために起こると考えます。
問診でボキボキ音について聞けなかった理由は、何十年も当たり前になっていたから異常だと感じてなかった、という事でした。一回の施術で解決できて良かったです(^^)
肩こりに関しては肩への施術をするかぎり改善しないと考えています。結果に対して結果を追うだけでは延々イタチごっこになります。体の本当の状態を把握し、何が必要なのかを見極めた施術が根本解決に向けて必要になります。
当院ではクライアントさまの体から答えを受け取る施術を行なっており、肩こりに関してはおかげさまで100パーセントに近い改善率が出ています。
皆さんの体はいつでも治りたがっています。回復に必要なヒントを常に出し続けています。そこに気づいて的確なサポートが出来れば間違いなくラクになります。何十年も良くならない体調不良もどうか諦めずにお任せいただければ嬉しく思います(^^)