- Blog記事一覧 -不調は忘れているくらいがちょうどいい
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
ご自身で気づけない部分から、根本的な回復のサポートをしています。
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当院にはさまざまなクライアントさまが来られますが、原因がわからず、慢性的に良くならない不調でお見えになる方が多いです。
問診ではしっかりお話を聞きます。ヒントを聞き出すというより、吐き出してもらうことを大切に考えています。可能な限り、現在の状態をからっぽに近い、いわばニュートラルに近い形に持っていくことで、施術をした時の効果を良くするためです。
ですが、初回の問診で吐き出せる部分には限界があります。頭でわかることもわずか原因の1割にすぎません。さらには思い込みでがんじがらめです。
そのため、意識できない残りの9割の部分は、体からサインを読み取ります。鍼灸では、無意識のうちにヒントが現れる、お腹の硬さや痛み具合を確認します。整体では、体に触れたときに伝わる、うごめきを感じながら調整をしていきます。
患部の反応は見るだけでそっとしておきます。結果を追う施術は、効果が浅く、余計に症状をひどくする恐れがあります。傷口が治るためにはグリグリと患部を触らないのと同じ考えです。そっとしておくのが一番よいのです。
施術が終わる、または途中でよく聞く言葉があります。
「あれ?いつもの〇〇がない、、?」
丸々には、痛みや症状名が入りますが、だいたい問診では聞けてないことがほとんどです。
鍼灸のときは、鼻が通った、息が吸いやすい、目がラクなど。鍼をしてすぐに効果が実感できる部分です。珍しいところで飛蚊症(ひぶんしょう)もありました。整体では五十肩が多いです。対位を変えるときに肩の動きが変わるためビックリされる方も多いです。
これは問診力が足りないのではなく、〇〇の部分が最優先では無かったため、メインの痛みにとらわれていて気づけなかった、カウンセリングの段階では気になっていなかったから、などの理由が挙げられます。
よく肩こりが消えたら腰痛が出てきた、という表現を耳にします。決して段階的に不調が出ているのではなく、一緒に出ていたが、最優先の肩こりがラクになったため、残りの腰痛を感じはじめたパターンです。
先ほどの〇〇も同じです。問診のときには最優先のお悩みに囚われていますから、そこまで意識が向いていないだけの話です。
でも、それで良いんです。すべての不調は「結果」に過ぎません。そして本当の原因は自分では気づけないんです。ただ「共通の原因」がすべての「結果」として現れているだけなんです。
そのため治療法はシンプルです。体から得たヒントに、素直に従い調整をするのみ。あとは、あなたの体が勝手に治してくれます。何年も出ている症状、最近気になりだした症状も、必要な調整の頻度の差はありますが、こちらがやることは同じです。あなたの治癒力のスイッチを入れ直すサポートです。
本音をいえば、症状のことは頭から忘れていていいんです。気になるから不安になり、焦りが生まれ、痛みにつながります。実は〇〇だった!とラクになってからの事後報告でこちらは十分です^_^
ただ、体からはいつも何かしらのサインが出ています。そのための痛みや病気です。どうか素直に体の声を聞いてください。
そして気になることがあれば早めにアクションしてください。必要なことをしていれば、あとはあなたの体の力を信じてあげるだけで十分ですので^_^