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内臓治療 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケア - Part 2の記事一覧
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の隠れ家治療院。鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
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鍼灸治療と整体の臨床例です。
大阪市都島区からお越しの60代の女性。ご紹介で来院いただきました。
何年も肩こりがつらく、左肩の五十肩、睡眠が上手くとれない、疲れが抜けずに仕事中に寝てしまう、とお話しいただきました。日々のストレスも感じているとのことでした。
今まで病院にさんざん通ったもの、まったく原因がみつからず、不安は増すばかり。つねに原因をあら探すようになってしまったそうです。あげくにPET検査まで受けたそうですが、それでも不調の原因はわかりませんでした。
ドクターからは、とりあえず薬を飲んどいてください、と大量の薬を出されていたそうです。飲み始めるうちに違和感を感じ、途中で止めてしまうんです、とお話しいただきました。
何も検査で異常がないのに、原因がわからないからとりあえず薬を飲む。はっきり申し上げて一番最悪なパターンです。薬を途中で止めてしまうのは、正常な体の判断です。薬を飲む必要がないから、無意識に飲むことを拒否しているのだと思います。それでもドクターからは「途中で飲むのを止めたら治りませんよ」と言われたそうです。「この薬がダメならこの薬にしよう」「薬がダメなら漢方にしよう」と、根拠もない提案に疲れ切ってしまったそうです。
医者も原因がわかっていないのに、薬を読んだら変わるかな?と想像で薬を出しているに過ぎません。現在の状況を続けていたら、治るどころかヒドくなると判断しました。
「病院の検査で異常がなければ、物理的には何も悪くありません。まずは安心してください。」と、当院なりの真実をお伝えさせていただきました。
検査はあくまで安心するために受けるものです。「何も無くて良かったね」「早く見つかって良かったね」と、どのみち良かったねしかありません。少なくとも不安を積もらせたり、恐怖心をあおられるものではないのです。
なぜ?どうして?と原因をあら探す気持ちもわかります。不安な気持ちがそのようなアクションをさせてしまいます。ですが、何もなければいったん安心してください。何も無いのに薬を飲む必要もありません。あなたの体は何がベストかをわかっています。
では、検査で異常が見られない不調の、本当の原因は何なのか?
当院では、本当の答えはすべて「自分の中にある」と考えます。
自分の感情にフタをしていたり、不安にとらわれていたり、生きるテーマから外れ続けていると、体は悲鳴をあげて痛みや不調を出してきます。本来の自分に軌道修正するためにわざと不快なお知らせを出しているのです。
ご自身の気持ちやあり方の中に、不調を解決する一番のヒントが存在するのです。
お話を聞けば、ご主人をがんで亡くし、自分もがんになったらどうしよう?と思った矢先、小さな乳がんが見つかったそうです。
がんが見つかったのは最近だそうですが(※前述のPET検査以降)、その他の不調は以前より感じていたそうです。
まじめで優しくて、言いたいことも言いにくいタイプのクライアントさま。さらにご家庭の状況が変わり、毎日エンジン全開で働くあまり、心身の負担も増えていたのだと思います。
車も乗らないときはエンジンを切ります。常にドライブモードでは故障してしまいます。ただ、溜め込み過ぎた負担により、本来知っているはずのエンジンの切り方がわからなくなってしまった。そのような状態であると感じました。
「まずは素直な気持ちを感じてみてください。ピンと感じることを大切にしてください。今より楽になるから大丈夫です」とお伝えすると、クライアントさまの目から涙が出ていました。
決して悲しいわけではなく、安心した、自分に何かしら許可を出せた結果、溜め込んでいたものが涙となり溢れ出たのだと思います。病院にいっても不安しかなかったから、大丈夫!と聞いた途端に安心してしまって、とお話いただきました。
問診の段階でしたが、大切なことに気づいていただけたようでした。いいスイッチが入ったところで施術に入りました^_^
みぞおちの辺りに骨のように、強く張った硬さがありました。みぞおちに現れる緊張や痛みは、精神的な負担に由来します。いわば「頭に血がのぼる」状態になっているため、胸から頭にかけて集まる血流を、もともと流れていた手足の抹消、腰回りに送り返すように施術を行いました。
鍼を打ったまましばらく置いていると「鼻の詰まりがなくなった!」と、クライアントさまから嬉しい感想をいただきました。
鼻の穴は二つありますが、実は、片側ずつ自律神経のアクセル/ブレーキ役である、交感神経/副交感神経の支配を受けています。左の鼻の穴は交感神経の影響を受けるため、スイッチをOFFにする施術により鼻の通りが良くなったのだと思います。
同時に息が吸いやすくなり、左肩の五十肩も改善していました。実は施術に入る前に肩の上がり方をチェックしていたのですが、前方/水平に肩をあげてもらうと、最終的に首から肩にかけての位置でロックしていました。
経絡の反応として、前方に肩をあげていく動きは胃腸の負担とリンクしていますので、お腹の硬さが無くなることで肩の動きが良くなったのだと思います。「今まで何回も整体に行ったのに、よくわからない説明で、一度じゃ治らないからまた来てください、の繰り返しでした、、(苦)」とお話いただきました。
施術が終わると「飛蚊症」(ひぶんしょう)が治っている!とまたまた嬉しい感想をいただきました。
飛蚊症とは、目の前に虫や毛があるように感じる症状で、眼科ではレーザー治療が行われています。ですが、東洋医学では怒り、不安、緊張は目に影響すると考えられています。入り過ぎたスイッチが本来の状態に戻ることで、飛蚊症がラクになったのだと思います。
飛蚊症に関しては問診のときにはまったく触れていないため、それに特化した治療はしていません。言うなれば、飛蚊症も「何かしらの結果である」ということです。根本的な原因に気づいて、一番芯の部分にアプローチできれば自然にラクになります。当院は事後報告が多い治療院です(笑)
もちろん肩こりもラクになっていました。肩への直接的な治療はもちろんしていません。翌日の状態が楽しみです、とお話もいただきました。
足のつりも日々感じていたそうで、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)ばかり飲んでいたそうですが、肝臓を整える施術を行ったため、足への急な水分の移動もバランスがとれラクになると思います(^^)
鍼灸治療の最大の強みは、体の症状をまとめて診れることです。病院ではいくつもの科を受診する必要がありますが、ひとまとめに、かつ根本となる部分からの改善をサポートできます。
ただ、明らかな体の異常を感じ続けているのに、自然な形に近い治療や、明らかに怪しい民間療法、ほか自力で何とかしようとがむしゃらになるのもオススメはしません。鍼灸は非常に素晴らしいものですが、絶対に一番というつもりもありません。
何をしていいかわからない状態なら、まず現在の状況をきちんと把握するために、エビデンスの高いものから受けるのも良いと思います。検査で何もなければまずはひと安心しましょう。そこから次のステップを試せば良いのです。
最終的にはどんな症状であれ、あなた自身の中に答えがあります。そこに気づきやすくするお手伝いとして、鍼灸、整体、カウンセリングがあります。あなたらしく、生きるのがラクになるようサポートできれば幸いです。ご縁に感謝いたします?
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
梅雨入りにちなんで湿気が及ぼす体調への影響を書いています。前回の記事はこちら↓↓
今回は具体的に内容を掘り下げていきます。
湿気が強いと肌がベタべタするように、湿気た空気を吸い続けることで体の中もベタべタになります。結果、血液の流れが滞り体調に影響が出てしまいます。
そして湿気の影響は、血を作り出す上で大切な働きをする場所にも影響します。
そう【胃腸の働き】に悪影響を与えてしまいます。消化器系と湿気は相性が悪いんです。
東洋医学では【脾】の働きにあたります。現代医学の脾臓とは役割は異なりますので、≒消化器系と考えてみてください。
『脾は湿をにくむ』という東洋医学の言葉があります。読んで字のごとく、消化器系は湿気が嫌いなんです。身体中に栄養を行き渡らせる上で胃腸の働きは欠かせません。血液の原料は食べ物ですので、湿気により胃腸の働きが低下すると、いつも以上に消化にエネルギーを使うため体も疲れてしまいます。
さらには、刺身、焼肉、揚げ物など油分の多い食べ物を食べると、湿気と合わさり余計に血流がベタべタなり体調不良を起こす原因となります。食事は自己判断に任せるしかありませんが、脂が多い食事は胃腸の調子が悪いとき、負担のかかる時期は避けた方が良いと思います。
血流が悪くなると血管が詰まり、部分的な熱エネルギーの停滞、流れないが故に冷えてしまう血液、つまり瘀血(おけつ)を作り出してしまいます。血管の中に瘀血だらけになると、コリ、痛み、血管由来の病気に繋がりやすくなります。
瘀血の改善には入浴で体を温めたり、運動をすることも大切ですが、一番大切なことは【食養生】です。
大気の変化で体調管理に気をつけないといけない時期だからこそ、生活習慣を見直すチャンスです。食事を摂ったあとのカラダの変化をご自分で感じてみることも大切です。
どうにも工夫しにくい時は施術を受けてみてください。内臓機能や血流の改善ができ体もラクになります。湿度に加えと暑さも増してきますが体調管理に目を向けていただくきっかけとなれば嬉しく思います。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
鍼灸治療の臨床例です。
大阪市港区からお越しの40代の男性。仕事はデスクワーク。
肩こりと右側の背中の詰まり感が気になり来院いただきました。
肩こりは20年ほど感じており、整形外科でのレントゲンでは特に異常は見られないそう。しんどくなると湿布や市販の塗り薬を使って、一瞬ラクに感じる→またしんどくなるを繰り返す毎日を送っています。
それでもしんどい時はマッサージを受けるそうですが、やはり効果が持続しない、他の治療法がわからない、とお話しいただきました。
根本となる原因から整える必要性をお話しして、鍼灸治療を提案しました。
何十年と感じている肩こりですが、当院では患部に直接的な原因はないと考え、あくまで反応だけを診ています。
クライアントさまの印象は、真面目で一生懸命。お腹の診察ではみぞおちとおへその少し上に強い緊張がありました。
常に交感神経優位のスイッチON状態で、胸から頭にかけてエネルギーが集まりすぎている反応がありました。仕事を頑張れることは大変素晴らしいのですが、体は休息を欲していました。
車でも乗らない時はエンジンを切るのと同じで、人間の体にもスイッチを切ることは大切です。頑張りすぎている時はリセットボタンがわからなくなる事があります。そのため休息の仕方を思い出してもらうように自律神経の調整を行います。
施術の途中から「すごく効いている気がする」とクライアントさま。聞けばウォーキングは欠かさないそうで、日々の運動の効果も施術の効き具合に良い影響を与えていました。すべての施術が終わるとラクになったことは尋ねずとも一目瞭然でした。
そして「肩を回したときにボキボキ鳴らない!」と驚いた様子で感想をいただきました。聞けば何十年と肩を回すとボキボキと音が鳴っていたそうです。
理由は様々ですが、当院では関節のボキボキ音は、自転車のチェーンのカラカラ音のような油切れの状態と見ています。本来関節を潤すはずの血流が、自律神経由来の心身のアンバランスにより他の部分に集まりすぎるために起こると考えます。
問診でボキボキ音について聞けなかった理由は、何十年も当たり前になっていたから異常だと感じてなかった、という事でした。一回の施術で解決できて良かったです(^^)
肩こりに関しては肩への施術をするかぎり改善しないと考えています。結果に対して結果を追うだけでは延々イタチごっこになります。体の本当の状態を把握し、何が必要なのかを見極めた施術が根本解決に向けて必要になります。
当院ではクライアントさまの体から答えを受け取る施術を行なっており、肩こりに関してはおかげさまで100パーセントに近い改善率が出ています。
皆さんの体はいつでも治りたがっています。回復に必要なヒントを常に出し続けています。そこに気づいて的確なサポートが出来れば間違いなくラクになります。何十年も良くならない体調不良もどうか諦めずにお任せいただければ嬉しく思います(^^)
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の、鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
春から夏への季節の変わり目。土用も「丑の日」に入りました。
丑の日、夏の土用ではよく聞くと思います。うなぎを食べて精をつけて残暑を乗り切ろうというもの。それくらい季節の変わり目の折り返し地点である、丑の日は体にこたえるんです。
土用は次の季節の体に変わる準備期間。気候にあわせて体内環境を変化させていく季節です。そのためカラダの一番中心である、胃腸に負担がかかりやすくなります。
消化器系は脂物と相性がめちゃくちゃ悪いです。うなぎは縁起物ですが、脂が大変強いため、体力が落ちている方にはキツイかもしれません。土用の丑の日のうなぎはあくまで自己判断でお願いします^^;
話を戻します。春から夏への変わり目。気温も上がり、湿度も出てきました。
カラダの内外で環境が目まぐるしく変わるなか、もっとも気をつけたいのが「寝違え」です。
実際に急な動作で物理的に首を痛めることは仕方ないのですが、カラダの他の部分の負担により、2次的に首の痛みや可動域制限が現れます。
特に気をつけたいのが、胃腸の負担からくる寝違えです。
お腹の冷え、脂モノの摂取による胃腸の負担、血流の低下、刺激物の摂取による体内のエネルギーが過剰な状態が、首の不調に繋がります。
急な気温差や気圧の変化により、無意識にカラダが気を張るため交感神経が優位となり、首、肩、背中も硬くなってしまいます。
ですので、寝違えの対策としては
・お腹を冷やさない
・極力無理をしない
・休息をしっかりとる
・唐辛子、にんにく、脂モノを避ける
・ストレスをしっかり発散する
などが挙げられます。
ご自身で意識するだけではどうにもできない事もあります。そのような場合はお早めにご相談いただければ、痛みを長引かせないよう対応が可能です。
土用は5月1日まで続きます。ゴールデンウィークの真っ最中ですが、ご自身のコンディションにもきちんと目を向けてあげることが、連休を楽しく過ごすコツであると思います^_^