- Blog記事一覧 -したらパーソナルケア 鍼灸・整体の臨床 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケア - Part 5の記事一覧
したらパーソナルケア 鍼灸・整体の臨床 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケア - Part 5の記事一覧
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
鍼灸治療の臨床例です。
大阪市港区からお越しの40代の男性。仕事はデスクワーク。
肩こりと右側の背中の詰まり感が気になり来院いただきました。
肩こりは20年ほど感じており、整形外科でのレントゲンでは特に異常は見られないそう。しんどくなると湿布や市販の塗り薬を使って、一瞬ラクに感じる→またしんどくなるを繰り返す毎日を送っています。
それでもしんどい時はマッサージを受けるそうですが、やはり効果が持続しない、他の治療法がわからない、とお話しいただきました。
根本となる原因から整える必要性をお話しして、鍼灸治療を提案しました。
何十年と感じている肩こりですが、当院では患部に直接的な原因はないと考え、あくまで反応だけを診ています。
クライアントさまの印象は、真面目で一生懸命。お腹の診察ではみぞおちとおへその少し上に強い緊張がありました。
常に交感神経優位のスイッチON状態で、胸から頭にかけてエネルギーが集まりすぎている反応がありました。仕事を頑張れることは大変素晴らしいのですが、体は休息を欲していました。
車でも乗らない時はエンジンを切るのと同じで、人間の体にもスイッチを切ることは大切です。頑張りすぎている時はリセットボタンがわからなくなる事があります。そのため休息の仕方を思い出してもらうように自律神経の調整を行います。
施術の途中から「すごく効いている気がする」とクライアントさま。聞けばウォーキングは欠かさないそうで、日々の運動の効果も施術の効き具合に良い影響を与えていました。すべての施術が終わるとラクになったことは尋ねずとも一目瞭然でした。
そして「肩を回したときにボキボキ鳴らない!」と驚いた様子で感想をいただきました。聞けば何十年と肩を回すとボキボキと音が鳴っていたそうです。
理由は様々ですが、当院では関節のボキボキ音は、自転車のチェーンのカラカラ音のような油切れの状態と見ています。本来関節を潤すはずの血流が、自律神経由来の心身のアンバランスにより他の部分に集まりすぎるために起こると考えます。
問診でボキボキ音について聞けなかった理由は、何十年も当たり前になっていたから異常だと感じてなかった、という事でした。一回の施術で解決できて良かったです(^^)
肩こりに関しては肩への施術をするかぎり改善しないと考えています。結果に対して結果を追うだけでは延々イタチごっこになります。体の本当の状態を把握し、何が必要なのかを見極めた施術が根本解決に向けて必要になります。
当院ではクライアントさまの体から答えを受け取る施術を行なっており、肩こりに関してはおかげさまで100パーセントに近い改善率が出ています。
皆さんの体はいつでも治りたがっています。回復に必要なヒントを常に出し続けています。そこに気づいて的確なサポートが出来れば間違いなくラクになります。何十年も良くならない体調不良もどうか諦めずにお任せいただければ嬉しく思います(^^)
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
早いもので沖縄や奄美諸島では梅雨入りしましたね。本格的に夏入りしたサインでもあります。例年より6日も早かったそうです。3月末の桜の開花しかり、今年は自然の変化に揺さぶられそうな年になりそうです。
湿気が高くなり、気圧が下がることで体の不調が出始めます。東洋医学では湿気は【湿邪】と呼ばれ、体に影響を及ぼすとされています。
湿気の代名詞と言えば、蒸し蒸し、ベタベタが挙げられます。私たちはその湿気た空気を吸って生活をしますので、体内もベタベタしてしまう、とイメージしてください。
体内がベタベタすると一番影響を受けるのが血流です。血液は酸素、栄養、温度を運びますので、渋滞が起こると体の不調につながってしまいます。
湿気が原因となる不調はたくさんありますので、症例やメンテナンス法を含めてシリーズ化して解説していきます。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
夏に汗をかくことの大切さ、汗の重要な役割をシリーズ化して書いています。通してお読みいただければ幸いです。
シリーズの最終回は気になる汗のかき方、汗をかくことの注意すべき点を書いていきます。
前回の記事に書きましたが、汗のでる汗腺は自律神経の支配を受けています。特に交感神経優位で働きが活発になるため、適度な運動はデトックスに適しています。
ですが、スイッチがONのままでは常に汗腺の働きは活発になり「頭に血がのぼる」状態を作り出した結果、胸から頭部にかけて滝のように汗が吹き出てしまいます。これが自律神経が関与するタイプの多汗症になります。汗が出ることで余分なエネルギーを放出しているのですが、気になる方も多いと思います。
ですので治療には、汗腺そのものを直接どうにかしようではなく、体に入りすぎたスイッチをOFFにすることが重要になります。心と体にゆとりを作り、頭から胸にかけて集まりすぎるエネルギーをコントロールできれば、汗は他の場所から正常にかけるようになります。
ちなみに脇、手、足の汗は【緊張性発汗】【精神性発汗】といいます。こちらも背景には自律神経が関与しており、心身ともにゆとりなく緊張した状態で出やすくなります。こちらも自律神経のバランス調整が解決の鍵になってきます、
他には、頭というより額や顔ばかりに汗をかく人がいます。東洋医学では胃腸の状態と顔面の反応はリンクしています。胃腸にエネルギーがこもり過ぎていると顔ばかりに汗をかいてしまいます。ですので食事を摂るとすぐに顔に汗をかく人は、胃腸内の過剰なエネルギーが原因となります。体の不調を訴える方も多いです。鍼灸治療で内臓の状態をしっかり整えれば治りはしますが、根本的な改善に向けては、ご自身の食事の摂り方から見直していく必要があります。
あと夏に多い注意点として、汗をかき過ぎたことによる冷え性です。汗をかくことで体内を適度に放熱・冷却できることは前回述べました。ただ体力の弱り、過剰すぎる運動で汗腺が開き過ぎたことにより大量に汗が出すぎてしまうと、体温が逃げ切ってしまい、体が過剰に冷却されてしまいます。このような時は、温かい飲み物、入浴、服を着る、冷房を切るなど、体温をキープするように心がけてください。
背中からかく汗は正常ではありますが、汗のかき過ぎによる冷えがある状態では、風邪をひきやすくなるため注意が必要です。東洋医学では風邪の入り口とされるのが背中の「風門」(ふうもん)というツボ。代謝に関わる褐色脂肪細胞がある場所、交感神経のセンサーもある場所になります。汗が出すぎて体が冷えたあと、汗腺が開きすぎた状態で冷房にあたるのが一番良くありません。重ね着やストール、タオルでも良いです。倉庫作業など常に寒冷刺激にさらされている方はカイロを貼っても良いでしょう。風門をしっかり守ってください。
胸元から汗が出すぎて冷える方は、胸元に風が通らない服を着るのが良いでしょう。ベストも良いと思います。胸元にも任脈という大切なツボの流れがあります。胸元は皮膚も弱く火傷のリスクや、心臓もありますので、カイロを貼るのはやめましょう。
汗腺は自律神経支配。逆に自律神経のバランスが崩れると、汗腺の開閉の調子が悪くなり汗がダダ漏れ、または汗をかけない無汗が起こります。運動やリラックスも大事ですが、何事もバランスが大切です。無理は禁物です。体を自動的に調整している自律神経の働きも忘れてはいけません。
当院では内臓機能と自律神経のバランスを整えて、体の芯から不調を改善する鍼灸治療をしています。体質の改善にも力を入れています。汗のお悩みもお気軽にご相談いただければ、あなただけの原因を見つけ出し、根本解決のサポートをさせていただきます。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
夏を健康に過ごすためには、なによりも汗をかくことが大切です。解毒の最たる部分を担う発汗。その役割をシリーズ化して書いています。
過去の記事はコチラ。ぜひ通してご覧ください↓↓
汗の役割の2つ目。それは【体内の放熱と冷却】になります。
暑いから汗をかき易くなるわけですが、汗腺から汗が出ていくことで解毒の他に、体内の余熱を体の外に逃しています。風邪をひいた時、大量に汗が出たら熱は下がりますよね?汗をかくことで体にこもってしまった余分な熱を出しています。
余熱が抜けたことにより、体内は適度に冷却され、体温や体内環境を一定に保つことが可能になります。汗をしっかり出すことは解毒だけではなく、体内環境を一定に保つ上でも大切な仕事をしているんです。
夏は暑いです。過ごし易くするためにあらゆる場所でクーラーが入ります。
冷房により毛穴が閉まってしまうとどうなるでしょうか?逃げ場のない余熱が体内にこもってしまい、体内でオーバーヒートを起こしてしまいます。焚き火やコンロの火と同じく、熱エネルギーは体の上へ上へと昇ります。それにより首や肩のコリ・痛み、背中の張り、さらには目まい、耳鳴り、不眠、便秘、動悸など自律神経系の不調にまで影響します。同じ原因でクーラー熱中症も起こります。火にかけたやかんが熱の逃げ場を失い爆発するようなイメージです。
エアコンは夏を過ごす上で欠かせませんが、薬と同じく付き合い方が大切になります。もし冷房にあたって体調が優れなくなったら、散歩などで足を使い、汗を出すことを意識してみてください。
汗腺は自律神経のスイッチON役である、交感神経が優位になることで働きが活性化します。ですので、適度に運動を行いながら汗をかくことは、汗の出方も良くなり、デトックスの効率がアップするなど一石何鳥にもなります。
ただ、汗と自律神経の密接な関係があるということは、自律神経の不調も汗の病気にもつながります。次回はその辺りも踏まえて書いていきます。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
夏を健康に過ごす上で一番大切なことは【汗をかくこと】とブログで書きました。
汗にはたくさんの役割があります。シリーズ化して役割を紐解いていきます。
汗の一番わかりやすい役割としては【解毒】があります。
運動やサウナなど、汗を出すことの大切さは自然に感じている方も多いと思います。
人間が正常に活動する上で解毒は欠かせません。デトックスを担う要素は大きく3つあります。
・排便
・排尿
・発汗
3つのうち、どれか1つがかけても不具合が生じます。気を張り過ぎたときの便秘、風邪をひいたときに汗が出ないなど、なんとなく経験はありませんか?
とくに【夏は汗をかくための季節】ですから、一年分のデトックスをしっかりしておきましょう。
汗は【背中からかく汗が一番正常な汗】です。汗の病症に関しては追って書いていきます。
汗はそのままかくだけでも解毒になりますが、筋肉を動かしてかく汗は、解毒効率が5〜6倍になると言われています。ですので、運動して汗をかくことは理にかなっています。
汗をかくための運動としては、ジョギングやウォーキング(早歩き)がオススメです。心肺機能が上がり、ふくらはぎをしっかり使うことで身体中のポンプを効率よく使い、血流促進、老廃物の除去に一躍買ってくれます。
ちなみにサウナで汗を出すことは、筋肉を動かさず心臓のポンプの働きだけで血流を促進させるため、体には大きな負担がかかります。そのため心臓の弱い方は入らないで、と注意書きがされています。サウナに入った瞬間苦しさを感じる人は不向きですので、サウナ以外の方法で発汗を促進しましょう。
トイレにいくことと同じほど、汗をかくことは日常的に大切なんです。シリーズでまだまだすごい汗の役割について書いていきます。ご拝読頂きまして、ありがとうございました?