- Blog記事一覧 -敏感 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケア - Part 2の記事一覧
敏感 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケア - Part 2の記事一覧
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
梅雨入りにちなんで湿気が及ぼす体調への影響を書いています。前回の記事はこちら↓↓
今回は具体的に内容を掘り下げていきます。
湿気が強いと肌がベタべタするように、湿気た空気を吸い続けることで体の中もベタべタになります。結果、血液の流れが滞り体調に影響が出てしまいます。
そして湿気の影響は、血を作り出す上で大切な働きをする場所にも影響します。
そう【胃腸の働き】に悪影響を与えてしまいます。消化器系と湿気は相性が悪いんです。
東洋医学では【脾】の働きにあたります。現代医学の脾臓とは役割は異なりますので、≒消化器系と考えてみてください。
『脾は湿をにくむ』という東洋医学の言葉があります。読んで字のごとく、消化器系は湿気が嫌いなんです。身体中に栄養を行き渡らせる上で胃腸の働きは欠かせません。血液の原料は食べ物ですので、湿気により胃腸の働きが低下すると、いつも以上に消化にエネルギーを使うため体も疲れてしまいます。
さらには、刺身、焼肉、揚げ物など油分の多い食べ物を食べると、湿気と合わさり余計に血流がベタべタなり体調不良を起こす原因となります。食事は自己判断に任せるしかありませんが、脂が多い食事は胃腸の調子が悪いとき、負担のかかる時期は避けた方が良いと思います。
血流が悪くなると血管が詰まり、部分的な熱エネルギーの停滞、流れないが故に冷えてしまう血液、つまり瘀血(おけつ)を作り出してしまいます。血管の中に瘀血だらけになると、コリ、痛み、血管由来の病気に繋がりやすくなります。
瘀血の改善には入浴で体を温めたり、運動をすることも大切ですが、一番大切なことは【食養生】です。
大気の変化で体調管理に気をつけないといけない時期だからこそ、生活習慣を見直すチャンスです。食事を摂ったあとのカラダの変化をご自分で感じてみることも大切です。
どうにも工夫しにくい時は施術を受けてみてください。内臓機能や血流の改善ができ体もラクになります。湿度に加えと暑さも増してきますが体調管理に目を向けていただくきっかけとなれば嬉しく思います。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
当院では【根本治療】を施術のテーマに掲げています。何を試しても解決しなかったお悩みの相談に来られる方も沢山おられます。
当院に来られるクライアントさまには、驚くようなスピードで回復する方と、施術のたびに楽にはなるがまた同じ不調を繰り返す方がいます。
その差は一体何なのか?
それは、、
【覚悟】
の差になります。
覚悟がないと言っている訳ではありません。覚悟の度合いです。どれだけ本気か?ということです。
「何としてもカラダの問題を解決したい!」
おそらく全ての方がそのような思いで来院されます。
ですが、
・やりたい事や目標のために問題を最優先に解決したい方
と
・とりあえず痛みが治ればいい
という方の間には非常に大きな覚悟の差があります。
時間的、経済的なご都合は人それぞれに違います。ただ、施術を受け続けなければ絶対に治らないかというとそうではアリマセン。
実例を挙げますと、重度のアトピー性皮膚炎で来られたクライアントさまがいました。性格はイライラしやすく塞ぎがち。市販のミルクティーが大好きで、今までに食べ物の工夫をしたことはありません。ただもういい加減に改善したいと強い気持ちで来院されました。
クライアントさまの覚悟が伝わったため、こちらも解決に必要なことを全て伝えました。
アトピー性皮膚炎は現代医学では皮膚の病気ですが、東洋医学では血の病気と観ます。食べた食事の毒素が肝臓では処理しきれず皮膚に放り投げてまで解毒しようとした結果です。そのため何よりも食養生が大切になります。
まずミルクティーを止めて水に変えてもらいました。汗をかいて解毒効率をアップさせるようジョギングを勧めました。イライラした気持ちもアトピーの状態を強めますのでガス抜きも意識してもらいました。
3回ほど鍼治療を行いましたが、肌が来院当時に比べて半分以上キレイになっていました。クライアントさまもセルフケアのコツがわかったため、笑顔で当院を卒業していきました^^
覚悟ができている人は自分自身で判断しながら上手に工夫をしています。食事や生活習慣を見直す努力をする方もいれば、なかなか時間が取れないからと集中的に施術を受ける方もおられます。どちらもその人のスタイルに合わせた工夫です。
施術は言うなれば、とっかかり、きっかけ作りです。本当にしんどい時は何をして良いかわからず、頭でっかちになり、本来なら自然と知っているカラダの休め方も忘れてしまいます。そのような時に心と体を初期化し、素の状態にもどして再出発するためのサポートが施術になります。パソコンでもスマホでも、初期化すればある程度の問題は解決しますよね?(^^)
まっさらな状態になった時こそ、新しい取り組みを始めるチャンスです。意識も行動も変えずまた同じことを繰り返すのか、本音や気づきにしたがってアクションを変えてみるのか、この部分の積み重ねが後に大きな変化につながっていきます。
覚悟は最初からしっかりしないと駄目という訳ではありません。回復を実感できたり、治っていく過程で大切なことに気付きながら、行動が変われば大したものなんです。
治療家のエゴかもしれませんが、せっかく貴重なお金と時間を使ってお越しいただいているのであれば、勿体ない結果になって欲しくないのです。
あなたの覚悟と勇気ある行動を、当院は全力で応援します!^^
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
鍼灸治療の臨床例です。
大阪市港区からお越しの40代の男性。仕事はデスクワーク。
肩こりと右側の背中の詰まり感が気になり来院いただきました。
肩こりは20年ほど感じており、整形外科でのレントゲンでは特に異常は見られないそう。しんどくなると湿布や市販の塗り薬を使って、一瞬ラクに感じる→またしんどくなるを繰り返す毎日を送っています。
それでもしんどい時はマッサージを受けるそうですが、やはり効果が持続しない、他の治療法がわからない、とお話しいただきました。
根本となる原因から整える必要性をお話しして、鍼灸治療を提案しました。
何十年と感じている肩こりですが、当院では患部に直接的な原因はないと考え、あくまで反応だけを診ています。
クライアントさまの印象は、真面目で一生懸命。お腹の診察ではみぞおちとおへその少し上に強い緊張がありました。
常に交感神経優位のスイッチON状態で、胸から頭にかけてエネルギーが集まりすぎている反応がありました。仕事を頑張れることは大変素晴らしいのですが、体は休息を欲していました。
車でも乗らない時はエンジンを切るのと同じで、人間の体にもスイッチを切ることは大切です。頑張りすぎている時はリセットボタンがわからなくなる事があります。そのため休息の仕方を思い出してもらうように自律神経の調整を行います。
施術の途中から「すごく効いている気がする」とクライアントさま。聞けばウォーキングは欠かさないそうで、日々の運動の効果も施術の効き具合に良い影響を与えていました。すべての施術が終わるとラクになったことは尋ねずとも一目瞭然でした。
そして「肩を回したときにボキボキ鳴らない!」と驚いた様子で感想をいただきました。聞けば何十年と肩を回すとボキボキと音が鳴っていたそうです。
理由は様々ですが、当院では関節のボキボキ音は、自転車のチェーンのカラカラ音のような油切れの状態と見ています。本来関節を潤すはずの血流が、自律神経由来の心身のアンバランスにより他の部分に集まりすぎるために起こると考えます。
問診でボキボキ音について聞けなかった理由は、何十年も当たり前になっていたから異常だと感じてなかった、という事でした。一回の施術で解決できて良かったです(^^)
肩こりに関しては肩への施術をするかぎり改善しないと考えています。結果に対して結果を追うだけでは延々イタチごっこになります。体の本当の状態を把握し、何が必要なのかを見極めた施術が根本解決に向けて必要になります。
当院ではクライアントさまの体から答えを受け取る施術を行なっており、肩こりに関してはおかげさまで100パーセントに近い改善率が出ています。
皆さんの体はいつでも治りたがっています。回復に必要なヒントを常に出し続けています。そこに気づいて的確なサポートが出来れば間違いなくラクになります。何十年も良くならない体調不良もどうか諦めずにお任せいただければ嬉しく思います(^^)
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
早いもので沖縄や奄美諸島では梅雨入りしましたね。本格的に夏入りしたサインでもあります。例年より6日も早かったそうです。3月末の桜の開花しかり、今年は自然の変化に揺さぶられそうな年になりそうです。
湿気が高くなり、気圧が下がることで体の不調が出始めます。東洋医学では湿気は【湿邪】と呼ばれ、体に影響を及ぼすとされています。
湿気の代名詞と言えば、蒸し蒸し、ベタベタが挙げられます。私たちはその湿気た空気を吸って生活をしますので、体内もベタベタしてしまう、とイメージしてください。
体内がベタベタすると一番影響を受けるのが血流です。血液は酸素、栄養、温度を運びますので、渋滞が起こると体の不調につながってしまいます。
湿気が原因となる不調はたくさんありますので、症例やメンテナンス法を含めてシリーズ化して解説していきます。
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の鍼灸整体院、したらパーソナルケアです。
夏に汗をかくことの大切さ、汗の重要な役割をシリーズ化して書いています。通してお読みいただければ幸いです。
シリーズの最終回は気になる汗のかき方、汗をかくことの注意すべき点を書いていきます。
前回の記事に書きましたが、汗のでる汗腺は自律神経の支配を受けています。特に交感神経優位で働きが活発になるため、適度な運動はデトックスに適しています。
ですが、スイッチがONのままでは常に汗腺の働きは活発になり「頭に血がのぼる」状態を作り出した結果、胸から頭部にかけて滝のように汗が吹き出てしまいます。これが自律神経が関与するタイプの多汗症になります。汗が出ることで余分なエネルギーを放出しているのですが、気になる方も多いと思います。
ですので治療には、汗腺そのものを直接どうにかしようではなく、体に入りすぎたスイッチをOFFにすることが重要になります。心と体にゆとりを作り、頭から胸にかけて集まりすぎるエネルギーをコントロールできれば、汗は他の場所から正常にかけるようになります。
ちなみに脇、手、足の汗は【緊張性発汗】【精神性発汗】といいます。こちらも背景には自律神経が関与しており、心身ともにゆとりなく緊張した状態で出やすくなります。こちらも自律神経のバランス調整が解決の鍵になってきます、
他には、頭というより額や顔ばかりに汗をかく人がいます。東洋医学では胃腸の状態と顔面の反応はリンクしています。胃腸にエネルギーがこもり過ぎていると顔ばかりに汗をかいてしまいます。ですので食事を摂るとすぐに顔に汗をかく人は、胃腸内の過剰なエネルギーが原因となります。体の不調を訴える方も多いです。鍼灸治療で内臓の状態をしっかり整えれば治りはしますが、根本的な改善に向けては、ご自身の食事の摂り方から見直していく必要があります。
あと夏に多い注意点として、汗をかき過ぎたことによる冷え性です。汗をかくことで体内を適度に放熱・冷却できることは前回述べました。ただ体力の弱り、過剰すぎる運動で汗腺が開き過ぎたことにより大量に汗が出すぎてしまうと、体温が逃げ切ってしまい、体が過剰に冷却されてしまいます。このような時は、温かい飲み物、入浴、服を着る、冷房を切るなど、体温をキープするように心がけてください。
背中からかく汗は正常ではありますが、汗のかき過ぎによる冷えがある状態では、風邪をひきやすくなるため注意が必要です。東洋医学では風邪の入り口とされるのが背中の「風門」(ふうもん)というツボ。代謝に関わる褐色脂肪細胞がある場所、交感神経のセンサーもある場所になります。汗が出すぎて体が冷えたあと、汗腺が開きすぎた状態で冷房にあたるのが一番良くありません。重ね着やストール、タオルでも良いです。倉庫作業など常に寒冷刺激にさらされている方はカイロを貼っても良いでしょう。風門をしっかり守ってください。
胸元から汗が出すぎて冷える方は、胸元に風が通らない服を着るのが良いでしょう。ベストも良いと思います。胸元にも任脈という大切なツボの流れがあります。胸元は皮膚も弱く火傷のリスクや、心臓もありますので、カイロを貼るのはやめましょう。
汗腺は自律神経支配。逆に自律神経のバランスが崩れると、汗腺の開閉の調子が悪くなり汗がダダ漏れ、または汗をかけない無汗が起こります。運動やリラックスも大事ですが、何事もバランスが大切です。無理は禁物です。体を自動的に調整している自律神経の働きも忘れてはいけません。
当院では内臓機能と自律神経のバランスを整えて、体の芯から不調を改善する鍼灸治療をしています。体質の改善にも力を入れています。汗のお悩みもお気軽にご相談いただければ、あなただけの原因を見つけ出し、根本解決のサポートをさせていただきます。