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難治性疾患 | 【頭痛・腰痛・自律神経失調症】専門治療 I 大阪の鍼灸整体院したらパーソナルケアの記事一覧
大阪市中央区、堺筋本町、松屋町、谷町四丁目の
鍼灸整体院したらパーソナルケアです。
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整体の臨床例です。
大阪府東大阪市にお住いの70代の女性。
脊髄梗塞になってから右足が不自由になり
往診による施術を受けて頂いています。
脳梗塞、心筋梗塞は耳にすることがありますが、
脊髄梗塞となるとあまり馴染みがないかもしれません。
脊髄梗塞とは一体どのような病気なのでしょうか?
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脊髄梗塞(せきずいこうそく、Spinal cord infarction)とは脊髄の虚血性壊死である。全脳卒中の約1%を占める比較的まれな疾患である。
【原因】
脊髄梗塞の原因としては以下のような疾患が知られている。脳梗塞と同様にアテローム硬化による脊髄動脈の閉塞も原因となるが大動脈解離、大動脈の手術に関連するものの方が多い。
大動脈疾患
大動脈手術、TEVAR、大動脈解離、大動脈瘤、大動脈狭窄など。
低灌流
心筋梗塞や出血。
心原性塞栓症
僧帽弁疾患、心房内粘液腫、卵円孔開存、感染性心内膜炎、カテーテル検査の合併症など。
血管炎
SLE、ベーチェット病、大動脈炎症候群
感染症
細菌性髄膜炎、梅毒、ムコール症
血液疾患
血栓傾向、鎌状赤血球など
脊椎疾患
脊椎手術後、頚椎症など
外傷
その他
脊椎血管奇形(AVMなど)、コカイン中毒、減圧症など
【発症様式】
脊髄梗塞は一般に突然の発症とされている。しかし症状が完成するまでの経過は数時間からときに1 – 2日間かかって完成することもある。
【膀胱直腸障害】
ほとんどの例で必発である。
【治療】
抗血栓薬の投与や抗浮腫のためステロイドや高浸透圧利尿薬などの投与が行われる。
※点線内、wikipediaより抜粋
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クライアントさまも突然発症してしまい、
右下肢の傷み、むくみ、便秘がひどく、
下肢の静脈瘤もあり、歩くことにも支障が出ています。
半年ほど前から往診で施術に当たっています。
脊髄梗塞にマトを絞った施術はありませんが、
膀胱直腸障害による極度の便秘、ガスの停滞、
ストレス、不安の緩和、血流やむくみの改善、
疼痛の改善など、心と体のケアを目的に
週に一度往診でお伺いしています。
発症当初は、歩けなくなったらどうしよう、、
と不安が募りパニック寸前の毎日だったそうです。
クライアントさま、ご家族で自営業をされており、
今でも事務作業で週のうち何度かは働きに出るそうです。
大変気をつかう方で、自分のことはいつも二の次。
働き屋さんで人望も厚いなか、事務員さんから休んでください、と心配されることもあるそう。
弱みは見せず、気丈に振る舞う、我慢強い方なのですが、
この状態は、ガンや内臓疾患など無理が重なった結果、重篤な病気にかかりやすくなります。
実際に過去に胆嚢ガンに罹患し手術もされています。
ですが、右足の症状を除けば
体は比較的元気な状態です^_^
毎回じっくりお話を聞いて、
クライアントさまと信頼関係を築き、
お互いなんでも話し合える関係になりました。
そこで誤解を恐れず本質的な部分をお話しました。
「病気や痛みは、体からのメッセージなんです」
「体をツラい状態にしてでも伝えたいことがあるんです」
「本当の自分の気持ちを見つめ直す時期かもしれませんよ」と。
すると、クライアントさまからも
「確かにそうかもしれへんね」
「いつも主人やお義母さんのことばかり気にしてた」
「病気になってから、初めて主人が私を気にかけてくれるようになったんよ(嬉)」
と、ありがたいお話をいただきました(^-^)
病気になるには実は意味があります。
そこから何に気づくか、どう向き合うか、
病気になった意味を素直に受け取れるかが
回復の過程やこれからの人生において大切になります。
クライアントさま、鍼治療と整体を一緒に受けられています。
施術の際には、靴下を脱いでいただくのですが、
かなり締め付けのキツいむくみ用の靴下を履いており、
着脱がかなりキツそうな感じです。
起き上がる様子も、ゆっくり、ぎこちなさを感じながら
いつも各施術の対位変換をしてくれますm(_ _)m
今回の施術はピンと感じたことが【整体】でしたので、
アキレス腱あたりに触れながら、わずかな体の動きを読み取り、
基本待つスタンスで、繊細な動きを感じ取りながら、
素直に、丁寧に動きについていくような施術を行いました。
施術中の様子も普段どおりでした。
ゆっくり起きてくださいね、と
普段どおりの声がけをしました。
すると、クライアントさま、
スッ!と起き上がりました(!!)
思わず
「〇〇さん、いまスッと起き上がりましたね?」
と私。
「いやっ!ほんまや!エーっ‼️‼️」
とご本人さんが一番驚かれていました(笑)
病気になってから、一度もこんな起き方は出来なかったそうです。
鍼灸という仕事柄、臨床の現場でずっと感じてはいましたが、
人間の体って、エビデンスやデータだけでは
証明できないことなんて本当に幾らでもあるんだな、、
と、東洋、西洋の医学を飛び越えた
人の体に備わる叡智に改めて驚かされました^^;
私自身もクライアントさまも驚く面白い現象でしたw?
そこで感じた大切なこと。
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・治らないと思い込まない
・自分もエゴを捨て、純粋に相手を感じる
・素直に、丁寧に
・任せるところは任す
・自分らしく、気分良く
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シンプルな事ですが、体験しないとなかなかわからない
治癒する過程において、そのひとつひとつの大切さを感じました。
脊髄が梗塞した箇所は変わりませんが、
体が良くなっていく上で大きな一歩だったと思います。
クライアントさまの中でも大切な変化、
そして実感が生まれたことだと思います✨
こちらも貴重な体験をさせていただき、
出会いとご縁に心から感謝しています(^-^)